渇愛の姫
「っは、…は…」
首から手を離され、男が降りたらすぐに息を吸った。
その様を見て男は笑っている。
「ごめんね?…あまりに可愛くない事を言うから、少し虐めちゃった。でもいじめられるのは慣れてるよね?」
普通なら皮肉として受け取るところを、この男は意識せず無意識にこうだからタチが悪い。
「でも殺しはしない。それが一番苦しいからね」
生かされて、殺されかけて、無理矢理愛を注ぎ込まれて、
「幸せでしょう?」
───そして私は狂ってしまう。