渇愛の姫
「梓ちゃん大丈…」
その声は近くの公園で聞こえた。
そこへ走ると足を踏み入れた途端に腰になにかが抱きついてきた。
「紫乃ちゃん…?その格好は…」
ボタンも弾け飛び、まるで襲われたかのような格好で震えながら俺に抱きつく紫乃ちゃん。
「玲緒くんっ、たすけて…」
梓ちゃんも気になる。けどこのまま置いとく訳には…
「蒼空、新も!今すぐ××公園に──」
…舌打ち?
「はぁ〜あ。せっかく制服引きちぎってまで演技したのに仲間呼ばれちゃったら意味ないじゃん!」