甘酸っぱい恋のお話

新しい出会い⁉

 「ん~」


心の中で相談している最中だ。

最近ぼーっと悩みと格闘している日々が続いていた。

 「私の席の隣はこのクラスで1番なりたくなかった人―」


それしか頭でいっぱいなのだ。

ついつい他の事をすると度々思い出して病んでしまうのだ。



*翌朝

1時間目の始まりの瞬間に操られるように毎回チャイムがなる。

私はゆったりと歩いて廊下から出てきた。

まだ隣の人は一向にこない。

決して、家が遠くもないのに遅刻ギリギリでドアがギシギシなりながら

 「おはようございます。」


と、刷れた低いハスキーボイスで登場する。

 「今日は怖い想い。しませんよ~に!!」


そう願うと隣からは聞き慣れた声が耳に透き通ってくる。

こう、いつものように友達かのように話しかけてくれる。

本当は優しいのかな?と想った日の5時間目...

とうとう彼の本心に移り変わる...
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