甘酸っぱい恋のお話

私の弱点...

 「ふぁぁ~...」


眠っ と想いながらぼんやりと天井を見つめる。

とたんに2度寝...

こんな朝は毎回続いた。

これが私の日課。

 ‘’朝は早く起きる‘’

は、もっての他無理だ。

何となく目覚まし時計がなる前の
AM4:00や5:00に起きる場合がある日もあれば

目覚まし時計がどんなに大きく鳴り響いても私の耳に入ることはない。

という日もある。

その時眠くなければ起きてしまえば良いのにー

と眠りに落ちる前に度々想うが、

気持ちや言葉だけで特別なことがあろうとも朝は大の苦手...


*学校に着く

 「あっおはよ~」


う~...1時間目理科かぁ...

と想ったが算数よりは...

と元気を取り戻した。


*これから1時間目の授業を始めます。

今日はお花の授業だ。

何だかさっきより楽しさが増してきた。

イラストを描いているときのこと。

隣が呼び掛けてきた。

 「絵。上手っ、え⁉ヤバくない⁉チョー綺麗なんだけど。」


と褒めてくれた。

私は今日1番嬉しかった。

 「何だよ~絵描けんのかよー」

何だか呆然とした言い方だったが

絵に夢中でそれすら耳に入って来なかった。


私は生まれつきというかなんというか...

絵を描くことが好きだった。

練習をしているというよりかは

普通に描きたいなと想ったままをそのまま演出していた。

たくさん描いているうちにというか段々積み重なって

少し自分でも才能あるかも。

とまでは思わないが見たままでも描ける自分に満足していた。

いわゆる‘’散りも積もれば山となる‘’という名言(?)と全く同じだ。

クラブ活動では中学年は英語だったが

気になって漫画イラスト創作活動に入部した。

というか仲間入りしたようなものだ。

ハンコや下敷きをつくったりして絵が好きなことを活かせた。


やっぱり褒めもらっちゃうとますます上達しそうだなぁ...

と勇気が上昇した。





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