王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】

…二人はさっきから何を話してるんだろう？




全く意味が変わらず話を聞いていると、相川くんは彩凛ちゃんの言葉に何を思ったのか、表情が変わった。




｢…そんなのわかってる。だから、今日このあとのリレーには絶対負けられないんだよ｣




｢…相川くん、もしかして……｣




彩凛ちゃんはかずくんの言葉にハッとして、何かを悟ったかのような顔をする。




｢…芙羽梨、ちょっとだけ話、いいか？｣




｢え…準備は大丈夫なの…？｣