王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
こうやって、私の家族と詩音先輩が同じテーブルでご飯を食べてるなんて、ちょと前じゃ考えれなかった。
詩音先輩が家族に歩み寄ってくれて、こうしてわざわざ家にまで来てくれて…。
今更だけど、詩音先輩がどこまでも優しく誠意のある人なのだと思わされた。
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「ご飯までご馳走になってしまってすみません。とても美味しかったです」
夕食を食べ終わり、少し談笑したあと詩音先輩が帰ることになった。
「いいんだ。詩音くんが良かったらまた来てくれ」
「はい。ありがとうございます」