王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
友達の水瀬さんと撮った写真や風景などがコルクボードにが飾られていて、いつか僕との写真も飾って欲しいと思った。
「ここだよ」
僕の部屋の前に着き、扉を開ける。
いつもしていることなのに、隣に芙羽梨がいるというだけで少しだけ緊張してしまう。
「わ……かっこいい…!」
扉を開くや否や、芙羽梨は感嘆の声を上げた。
「そうかな?生活感がない部屋だとは思うけど」
かっこいい…だろうか。
特に家具へのこだわりはなく、使いやすそうで実用的なものや、黒系のものでまとめただけ。
決していい部屋とは言い難い。