王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
やっと理解してきたのか、話を聞いているだけで顔を赤くして縮こまる芙羽梨に、もちろんの意味を込めて頷く。
「それから、口以外にもキスして…シルシをつける」
「しるし…?」
「そ。芙羽梨は僕のものってわかるようにね」
遠まわしな言い方をしているけど、平たく言えばキスマークのことだ。
芙羽梨がそれをわかっているのかいないのかは置いておく。
「…それで、芙羽梨の服を脱がして…」
「っ!」
そこまで言うと、芙羽梨は更に顔を真っ赤にさせて茹でダコになってしまった。