人格矯正メロディ
一瞬そう思ったが、クラスメートたちが入る前であのアプリを使った事を思い出した。


「あのアプリのことはコトハから聞いたよ。『人格矯正メロディ』って言うんだってね?」


ユウカがジリジリとあたしに近づいてくるので、あたしは一歩また一歩と後退してしまった。


「コトハが嘘をついてるだけだよ。そんなアプリあるわけないでしょ」


あたしはユウカを睨み返してそう言った。


ここで弱いところを見せるわけにはいかなかった。


「へぇ? でもね、あたしからすればアプリがあるかどうかなんて、どうでもいいことなの!」


「え?」


ユウカの言葉に眉を寄せた次の瞬間だった。


ユウカの右手があたしの頬を思いっきり叩いていたのだ。


あたしは一瞬なにが起こっているのか理解できず、瞬きを繰り返した。
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