人格矯正メロディ
そして徐々に左頬がヒリヒリとした痛みを感じ始め、ようやくユウカに殴られたのだと理解した。


理解すると同時にカッと頭に血が上るのを感じた。


「なにすんのよ!」


怒鳴り声を上げ、ユウカにつかみかかった。


ユウカも負けじとあたしの制服を掴み返して来る。


2人そろって床に崩れ込み、それでも手を離さなかった。


「あたし今、誰かを……ううん、星羅を強烈に殴りたい気分なんだよね!」


ユウカはニヤついた笑みを浮かべて叫んだ。


「なに言ってんのあんた! 頭悪いんじゃない!?」


あたしも負けじと叫ぶが、ユウカが体勢を立て直してあたしの上に馬乗りになってきた。


「どけろよ!」


怒鳴り声を上げてユウカの顔に爪を立てる。
< 183 / 202 >

この作品をシェア

pagetop