人格矯正メロディ
☆☆☆

その後、偶然トイレに入って来た他のクラスの生徒に助けられたあたしはまた保健室に来ていた。


今回は汚い水で汚れていたため、さすがに誤魔化すことはできなさそうだ。


部活用のシャワーを借りて体操着に着替えて保健室へ戻ると、険しい表情をしたコトハが待っていた。


保険の先生は気をきかせたのか、今は出ているようだ。


「昨日、なにがあったの?」


コトハがまっすぐにあたしを見据えてそう聞いて来た。


「昨日は別に、なんでもないよ」


そう言ってほほ笑んで見せたけれど、コトハはあたしから視線を外さなかった。


「先生たちも心配してたよ? 後から事情を聞かれると思う」


コトハの言葉にあたしは大きくため息を吐きだした。


そうなることは理解していたけれど、簡単に説明できることじゃない。


言いたくないという感情の方が勝ってしまうのは、あたしだけじゃないはずだ。
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