エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
俺の父親は大手アパレル企業「Tコーポレーション」の社長。

俺はその息子だ。

ウォルカの社長谷崎さんと俺の親父は大学時代からの友人だった。

俺はアメリカでMBAを取得後、大手スポーツブランド会社に入社したが、3年前父親から帰ってくるようにと言われ帰国。

そして修行のためにと中途採用ながら下着メーカーウォルカに就職した。

俺の素性を知っているのは谷崎社長とその息子で親友の彗だけだ。

女性用の下着がメインと聞いた時は不安の方が大きかったが、意外と俺には向いていた。

そして同じ部署の有川泉と出会う。

思ったことをヅケヅケ言う泉はアメリカの女性たちと似ていた。

ただ言われたことをやるのではなく、自分で考えて行動する彼女は生き生きしていた。

俺とは何度も衝突することはあったが、そのムキになる顔。

口で負けて悔しがる泉の顔を見るのが楽しかった。
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