エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
花火をバックにした洋介さんはすごくかっこ良くてドキドキしてしまう。

「今日は……一緒に写真を撮ってあげられなくて悪かった」

「いいの。だって洋介さんのいう通りなんだもん。私もちょっと軽率でした」

だけど洋介さんは私から目を離そうとしない。

「洋介さん?」

すると洋介さんの顔が近づいてきた。

「写真よりもっといいものあげるから目を閉じて」

言われるままに目を閉じると唇に柔らかい感触を感じる。

キス?

唇はすぐに離れた。

もう終わるの?そう思った。

すると洋介さんは私を試す様な目で見ている。

「満足?」

私は首を横にふった。

「全然満足なんか……してない」

すると再び洋介さんの顔が近づいて私たちはキスをした。

ゆっくりと互いの存在を確かめる様に何度も角度を変えキスをした。

どうしよう。こんな甘いキスされたら私……。

体が熱くなって息も荒くなってきた。

洋介さんが私の口を割って舌を入れる。

こんなことされたのは初めてなのに導かれるように彼の舌に絡み付いた。

洗い息遣いは花火の音でかき消され、私たちは互いを求め合うように唇を重ねた。
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