泡沫の記憶
「なんか、いっぱい作ってるね」
「うん
明日からも朱夏ちゃん食べれるように
作り置きできるものタッパーに入れて
冷蔵庫に入れておくね
京汰も食べて!」
「あぁ、ありがと…」
「朱夏ちゃん
料理できないって言ってたけど
すごく手際いんだよ!」
「へー…」
朱夏、大丈夫かな…
オレに背を向けてて顔が見えなかった
朱夏、わざとこっち見ないようにしてる?
「朱夏も彼氏できたら
手料理振る舞ってあげなよ」
朱夏の背中に言ってみた
「うん…
彼氏なんて、できるかな?」
寂しそうに言った朱夏に
「朱夏ちゃんかわいいからね
きっと大学生になったら
モテモテだと思うよ!」
彼女が励ますように言った
「じゃあ、料理頑張ります
また教えてくださいね!」
人懐っこい笑顔で彼女に答えてた