泡沫の記憶

「いただきます

美味しい!
ミクさんにお礼言っといてね」



「ごめん…朱夏…」



「ん?なにが?
別に大丈夫だよ
ケーキ嫌いになったわけじゃないから
和菓子の方が最近好きになっただけ」



「ごめん…」



「京ちゃんの彼女って聞いたから
最初は少し緊張したけど
ミクさんいい人だから
すぐに仲良くなっちゃった

京ちゃん、あーゆー人が好きなのか…
料理ができて気が利いて
髪が長くて綺麗な人
私と正反対!」



朱夏が笑った



「朱夏は…朱夏はかわいいよ
ショートカットがよく似合ってるし
化粧なんかしなくても笑ってたら…」



「京ちゃん前もそぉ言ってくれたけど…

笑ってても京ちゃんは…」



「…ん?」



「んーん…なんでもない

…京汰…」



「え…?」



「ミクさん、そぉ呼んでたね
京ちゃんのこと…

私も呼んでみたくなっただけ…

ごちそうさま
私、シャワーしてくるね」



京汰…



朱夏に呼ばれた時

ドキッとした



朱夏

朱夏はかわいいけど

もぉかわいいだけじゃなくて

綺麗だよ



朱夏が笑うと

ドキドキするのは

なんでかな



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