はやく俺のモノになればいいのに
話している最中に私の存在を思い出したのか、言葉を切る実柑。
(桜井先輩が……。実柑のスカートの中に……手を?)
「あ、えっと。私のこと気にせず、続けてね?」
そんなことを言う私は、自分でもわかるくらいには動揺していたと思う。
「……ごめんちょっと耳ふさいでてくれるかな、モモ」
そのあとヒートアップした実柑は、ひたすらに桜井先輩に怒っていて。
あんなヤツにあんなことやこんなことされるくらいならこうした方がいいみたいなことを言っていたけど半分もわからなかった。
ちなみに耳は塞いでいない。
それを先生は表情ひとつ変えずに静かに聞いた。
「とにかくヤマトのせいだから!」
理不尽である。