はやく俺のモノになればいいのに
またコントが始まった。

なんて言ったら実柑に怒られちゃうかな。


ひょっとしたら近くにユキさんもいるかなって見渡してみたけど、桜井先輩と一緒にいたのは、比嘉先輩。


と、目が合った。


「あー、ユキのお気に入り」


…………!?


「試合でんの?」


私が声をかけられたの?


「あ、当たり前じゃないですか」


たとえ出たくなくても一人一回は出る決まりですから。


「えーと。たしか、モモ」


覚えてくれてたんだ。


私、比嘉先輩たちからユキさんのお気に入りって思われてるの?


「……桃葉です」
「モモハ運動神経なさそうだよな」


相変わらずの減らず口ですね!


「比嘉先輩って。ドルオタなんですか」
「えっ」
「私もアイドル……好きです」
「マジ! モモハ、話がわかる子?」


喜ばれてしまった。

オタクなこと隠してはいないんだね。
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