はやく俺のモノになればいいのに
せっかくサーブの練習したのに。


いや、それでも入るかと言われたら自信なかったけどね!


「桃葉」


ベッドで横になっていたら、イチヤくんがやってきた。


カーテンを開けて入ってくるや否や


「誰に()られた」


……質問おかしくない?


「誰からのボールかなんて、覚えてないよ」


っていうか、どうしてここにいることわかったの?


もしかして実柑から聞いたのかな。


「わざとじゃないし」
「そんなのほほんとした頭してるからゲスい男にオモチャにされんだ」


ユキさんの悪口いわないで!


「まあ。モロに頭にくらうお前もお前だけどな」
「……うぅ」
「ちゃんとマエ見てたのかよ」


見ていませんでした。
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