はやく俺のモノになればいいのに
ねえ、ユキさん。
私は間違ったことをしましたか?
"まどか"って呼んでた女性と
少しでも長くいたいだろうと思って
だから、急いで帰ったんですよ……?
なのに
もっと一緒にいたかった、なんて。
「いや。それは、大丈夫ってツラじゃ――」
「モモ」
カーテンの向こうに立つ人物の顔を見なくても、それが、ユキさんだとわかった。
「サクラたちから聞いた。頭に、ボールあたったんだよね」
「サクラ? 桃葉の前で他の女のハナシしやがって」
いや、桜井先輩は男の人だから。
怒るところもおかしい。
「中、入っていい?」
「来んな」
イチヤくん~~!!
「だ、大丈夫です!」