鳴り響け、復活のソナタ
それでも中学生活は楽しかった。
コミュニティが広がれば、それだけ自分と同じ趣味を持つ人間とも出会える。
そして時代の進歩と共に、
映像技術も進化した。
お年玉を貯めて買った念願のデジタルカメラ。
日本人が開発した・・
俺にとって史上最強の発明品。
マクロやプログラムを作る事も楽しかったけど、どちらかと言うと俺は、
【映像制作・編集】
という趣味にのめり込んでいった。
年数を重ねる度に楽しさは増し、
熱中していった。
そしてこれが・・
アイツと出会うキッカケ。
間もなく40歳を迎える自分が、
今日に至るまでタッグを組む事となるアイツと出会ったのは、
高校1年生としての日々を送っていたある日、
蝉の鳴き声鳴り響く、
夏休みのパソコン室だった。