プリンセスストロベリーの憂鬱
「昨日からお風呂入ってないから頭がベタベタで気持ち悪いの、悟ってよ」


夏恵はバスタオルや下着をかき集めると、風呂場に駆け込んだ。


夏恵が風呂に入っている間に食事を作る。

行きなり固形の物では胃が痛むかもしれないから、雑炊を作った。


その間、風呂場から聞こえてくる音が気になることこの上ない。


昔の彼女にだってこんなに気にしたことはなかったのに。
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