プリンセスストロベリーの憂鬱
「良いの?」

「親戚の家で、遠慮すんな。帰りたくなかったら好きなだけいればいいさ」


夏恵は笑ってありがとうと言った。


「智和くん大好き」


夏恵が喜んでくれるの嬉しかったが、すぐに後悔した。


ベッドはシングルベッドが一つだけ。

オレはソファに寝ると言ったが夏恵は、居候の自分がソファで寝ると言ってきかなかった。

間を取った結果、


「地獄だ」


ベッドで二人で寝ることになったのだが
< 120 / 187 >

この作品をシェア

pagetop