白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集


「これ……返す……」


「あっそ。
 もうこれ、お前にやらないからな」


「……うん」


「大学にいる他の女に、あげるからな」



「別に……いいけど……」


 六花は俺の目を全く見ないまま
 リビングから出て行った。

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