触れたい、できない





「万屋………何で…」





どうしてあんたがここにいるの…?




そんでもって




どうして助けてくれてるの…?




私さっき、あんたに友達じゃないって言われたばっかなんだよ……?




私は混乱する頭で、ただただ走り去っていくおじさんの姿を眺めた。




「…大丈夫……です、か」




ふいに頭の上から聞こえた声。



私はそれにハッとする。









_あれ?万屋の声、震えてない…?




私は急いで万屋の顔を見上げた。







瞬間、




_ズルッ…




「えっちょ、万屋?!」




万屋が突然、もたれかかるように倒れてきた。




私はかろうじて動くようになった足で、万屋を受け止める。




「ねえ、だだだ、大丈夫?!」




< 53 / 53 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop