からふる。~第5話~
「お~い!」
目の前に男子3人。
これはもしや...。
「赤井に茶樹に紫雄じゃないか!」
「遅くなってごめん。オレ持つよ」
「あ、ありがとうございます」
そう言って私の荷物を持ってくれたのは、紫色のサラッサラの髪が特徴的で学校で人気らしい神谷紫雄くんだった。
「大地先輩かぁちゃっきー持ってよぉ」
「じゃあボクが黄海くんのを」
「じゃ、俺は澪の袋持つぜ。自転車に乗せんのもけっこう重いだろ?」
ありがたい。
変な人たちばっかりかと思ったけど、ちゃんと思いやりのある人たちで良かった。
こうやって談笑しながら帰る日が来るなんて想像もしてなかった。
小中学校の時は三上さんか父のドライバーの林さんに送り迎えしてもらっていたから。
半年行った高校では自立のために電車通にしてくれと懇願してなんとかそうやって通っていたが、言わなかったら高校でも車通だったかもしれない。
ああ、新鮮。
やっと私にも新しい世界が開けたみたいだ。
「ちゃっきー今日もミジンコ研究?」
「今日は真面目に勉強だよ。一応大学狙ってるからね。そうそう、昨夜ミジンコくんがね......」
八代先輩と黄海くん、結構仲良しなんだな。
黄海くんがあんな感じだから誰とでも仲良くなれるのかも。
てか知らないうちに3年生の2人と5メートル以上も差が...。
目の前に男子3人。
これはもしや...。
「赤井に茶樹に紫雄じゃないか!」
「遅くなってごめん。オレ持つよ」
「あ、ありがとうございます」
そう言って私の荷物を持ってくれたのは、紫色のサラッサラの髪が特徴的で学校で人気らしい神谷紫雄くんだった。
「大地先輩かぁちゃっきー持ってよぉ」
「じゃあボクが黄海くんのを」
「じゃ、俺は澪の袋持つぜ。自転車に乗せんのもけっこう重いだろ?」
ありがたい。
変な人たちばっかりかと思ったけど、ちゃんと思いやりのある人たちで良かった。
こうやって談笑しながら帰る日が来るなんて想像もしてなかった。
小中学校の時は三上さんか父のドライバーの林さんに送り迎えしてもらっていたから。
半年行った高校では自立のために電車通にしてくれと懇願してなんとかそうやって通っていたが、言わなかったら高校でも車通だったかもしれない。
ああ、新鮮。
やっと私にも新しい世界が開けたみたいだ。
「ちゃっきー今日もミジンコ研究?」
「今日は真面目に勉強だよ。一応大学狙ってるからね。そうそう、昨夜ミジンコくんがね......」
八代先輩と黄海くん、結構仲良しなんだな。
黄海くんがあんな感じだから誰とでも仲良くなれるのかも。
てか知らないうちに3年生の2人と5メートル以上も差が...。