幼なじみの彼とわたし
厚みを増していた瞼は、少しおさまった程度で明らかにいつもと違う顔面だったけど。
俯き気味だったからか、メイクのおかげなのか、はたまた気を遣ってもらったのか、とくに突っ込まれることなく1日を終えた。
今日は金曜日だから週末は休みだ。
定時で家に帰り、バッグの中のスマホを取り出して見ると着信があったようだ。
ついさっき。
発信先は千尋。
どうしたのかと思いながら折り返し電話をかける。
「もしもし、亜衣紗?」
「うん、さっき電話してくれた?ごめん、今気づいた」
話しながらソファに座って体重を預ける。
「うん。それがさ。遥平くんがね、連絡してきて。『亜衣の様子がおかしいんだけど何か知ってる?』って。けっこうな勢いだったんだけど」
「…え?遥ちゃんが!?」
「そう。かなり心配してたよ?」
遥ちゃん、千尋に相談したんだ。
確かに昨日かなり泣いちゃったからね。
理由も言わなかったし。
「ってか、ちょっと待って。遥ちゃんと千尋って…」
高校卒業してから接点あったの…!?って聞きたかったけど、なんとなく聞けなくて言葉につまってしまう。
「あ、うん、まぁいろいろあってね。連絡とってる。…まぁ、そんなことより、何かあったの?」
そんなことより、って、今のわたしにとっては“そんなこと”のほうが大事なんだけど。
俯き気味だったからか、メイクのおかげなのか、はたまた気を遣ってもらったのか、とくに突っ込まれることなく1日を終えた。
今日は金曜日だから週末は休みだ。
定時で家に帰り、バッグの中のスマホを取り出して見ると着信があったようだ。
ついさっき。
発信先は千尋。
どうしたのかと思いながら折り返し電話をかける。
「もしもし、亜衣紗?」
「うん、さっき電話してくれた?ごめん、今気づいた」
話しながらソファに座って体重を預ける。
「うん。それがさ。遥平くんがね、連絡してきて。『亜衣の様子がおかしいんだけど何か知ってる?』って。けっこうな勢いだったんだけど」
「…え?遥ちゃんが!?」
「そう。かなり心配してたよ?」
遥ちゃん、千尋に相談したんだ。
確かに昨日かなり泣いちゃったからね。
理由も言わなかったし。
「ってか、ちょっと待って。遥ちゃんと千尋って…」
高校卒業してから接点あったの…!?って聞きたかったけど、なんとなく聞けなくて言葉につまってしまう。
「あ、うん、まぁいろいろあってね。連絡とってる。…まぁ、そんなことより、何かあったの?」
そんなことより、って、今のわたしにとっては“そんなこと”のほうが大事なんだけど。