幼なじみの彼とわたし
だるさの残る体を引きずりながらバスルームに行き、鏡を見て唖然とする。

瞼が重たい、という自覚がなかったわけではないけど、予想以上の腫れ具合だ。
いつもより乗り出して確認するけど、どの角度から見ても目に入ってくるのは厚みを増している瞼。


「うわっ、ひどっ」


シャワー浴びたら冷やさないと。
仕事までになんとかなるかなぁ。
そんなことを思いながらシャワーを浴びる。


「優しすぎるよ…」


遥ちゃんの隣は心地よくて、名前を呼ばれるだけで嬉しくて。
つい甘えてしまった。


思いだしてみると、わんわん泣いて甘えて最終的に寝てしまうって、何なのわたし。
寝なくてもいいじゃん。。。
その前の日も失恋のショックでほとんど寝られなかったから仕方ないんだけど。

それに加え、遥ちゃんの胸は居心地よくて包まれている感があった。
まだこれから何度だって抱き締めてほしくなるんだろうな。


あぁー、それにしても、失恋した相手に失恋を癒してもらう人ってどのくらいいるんだろう。
遥ちゃんからすると迷惑だったよね。


「あぁーーー」


思考回路を途絶させるようにシャワーを頭からかぶり頭をブルブルふる。

今度何かお礼をしよう。
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