カッコウ
土曜日、孝明はみどりの家の最寄り駅まで迎えに来てくれた。
「ごめんね。こんな田舎まで。」
助手席に座ってみどりが言うと、
「大丈夫だよ。どうせ途中だし。」と孝明は笑う。
最初は少しぎこちなかった二人も、すぐに打ち解ける。
車の中は向い合わない分、気楽に話せる。
孝明は始終穏やかで、みどりを寛がせてくれた。
軽井沢までのドライブ。
みどりの家からは一時間ちょっとの距離。近い割にみどりには馴染みのなかった場所。
「軽井沢ってちょっと敷居が高くて。あまり来る機会、なかったですね。」
みどりは一度ショッピングモールに来ただけだと話す。
「そう?良い所だよ。街並がきれいで夏は涼しいし。」孝明は自然に言う。
「ごめんね。こんな田舎まで。」
助手席に座ってみどりが言うと、
「大丈夫だよ。どうせ途中だし。」と孝明は笑う。
最初は少しぎこちなかった二人も、すぐに打ち解ける。
車の中は向い合わない分、気楽に話せる。
孝明は始終穏やかで、みどりを寛がせてくれた。
軽井沢までのドライブ。
みどりの家からは一時間ちょっとの距離。近い割にみどりには馴染みのなかった場所。
「軽井沢ってちょっと敷居が高くて。あまり来る機会、なかったですね。」
みどりは一度ショッピングモールに来ただけだと話す。
「そう?良い所だよ。街並がきれいで夏は涼しいし。」孝明は自然に言う。