【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
お風呂からあがり、リビングに向かう。
「……寝てる、よね?」
薄手の毛布をそっと、セロにかけた。
一応ね。
寒さとか感じないかもしれないけど。
ご飯作ってくれたし。
よし。
わたしは部屋で課題して、明日に備えて寝なきゃ――
「どこへ行く」
「ひゃ、」
腕を引っ張られ、ソファにダイブ。
「起きてたの?」
……不機嫌な悪魔様の上に、着地。
「貴様が近づいてきて目を覚まさない方が難しい」
「そっか」
「逃がさない」
「待って。わたし課題しなきゃ!」
「諦めろ。貴様は今から俺に喰われて朝まで目を覚まさない」
「こ、困る……!」
「課題なら俺がやっておいたことにしてやる」
「……寝てる、よね?」
薄手の毛布をそっと、セロにかけた。
一応ね。
寒さとか感じないかもしれないけど。
ご飯作ってくれたし。
よし。
わたしは部屋で課題して、明日に備えて寝なきゃ――
「どこへ行く」
「ひゃ、」
腕を引っ張られ、ソファにダイブ。
「起きてたの?」
……不機嫌な悪魔様の上に、着地。
「貴様が近づいてきて目を覚まさない方が難しい」
「そっか」
「逃がさない」
「待って。わたし課題しなきゃ!」
「諦めろ。貴様は今から俺に喰われて朝まで目を覚まさない」
「こ、困る……!」
「課題なら俺がやっておいたことにしてやる」