【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
わたしのキスで元気になれるなら。
「……毎日は、困るし。外で――誰かの前とか。保健室でのあんなのは、絶対にイヤ。あと。わたしにカレシができたら協力してあげられない」
これはもう倫理的に。
「協力?」
そういうこと。
友だちにご飯作ってあげるみたいな感じで、
「たまにだったら。……セロに、食べさせてあげる」
――これが、わたしの作った選択肢。
「わたしを支配しようとするのは、やめて。共存して欲しいの」
「……共存」