【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
「……赤いよ」


セロの顔が、ほのかに、赤い。


「セロ。わたしのこと……好き?」

「香りと味はな」

「だよ、ね。ルックスとか……興味ナシだよね」

「ないな」


スカートの中に手を入れてくる。


「ちょっと」


言ってることと、やってること

ちがうんだけど……!?


「ここだな」


――――あ


思い出した。


今、触れられているところは


先輩から椅子をぶつけられた場所。
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