【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
「いつまでも貴様が女だと思っていたら。ただでさえ隙だらけの刹那が余計に油断する」

「ネタばらし、しないでよ」


(えぇぇえ!?)


「雛って、お、男の子なの?」

「ウン」


嘘でしょ……!?


「気づかなかった?」

「ま、まったく」

「だよね。ボクの変装は完璧だもん。女の子よりも――女の子」


さっきまで華麗な少女だった雛が

今、目の前で

いたずらっぽい少年のように笑っている。


声色も口調も雰囲気も、まるで違う。


「どうして女子の制服着てるの?」

「あはは、面白いなぁ刹那は。ボクの正体が吸血鬼ってことより、男ってことにずっと驚いてる」
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