Keeper.ll
「大丈夫よ、神龍の男どもには会わないから。」
ね?と少し眉を下げて頼んだ希望さんに少し心が揺らいでしまい、
『いいですよ、少しくらいなら……、あいつらに会わないなら。』
「ほんと!?私、里香ちゃんとこのお姫様とお話してみたかったのよねェ〜!」
先程までの遠慮気味な態度はどこへやら、潜めた代わりにテンションが上がっている希望さんにため息をこぼす。
千歩が私を見つけて手を振り掛けて、止めた。すごく驚いたように目をみひらいている。希望さんは対照的にニコニコと目を細めて、掴んでいた私の腕を組み直して、千歩に向けて笑顔で手を振り返している。
そういえばこの人あった時よりこの頃まともな言葉遣いになってるな。なんかもっと語尾を伸ばしてるイメージあったけど。まぁあれじゃないならいいか。
ほんと、連れていくつもりはなかったんだよごめんね、千歩。
希望さん高身長だし顔はいいからなぁ、だからだろうすれ違う人みんながこちらを振り返っている。
『希望さん、見るのは自由ですけどあまり茶々入れないでくださいね。』
「茶々?」
『ほら、騎馬がのろいとか今避けれたわよね?とか、、、』
「無理なお願いね」
『そっか〜無理か〜』
「第1今あんたが言ったのろいとか避けれるとか、」
希望さんが呆れたように笑った。
「運動場で実際今戦っている男子に向けて言った言葉でしょうに。」
希望さんはこちらを見て、相変わらず目がいいのねと笑った。