Keeper.ll



「おい、お前ら!こっちだ!」


人が多くなったせいで2年の応援席に行くもどこが見当たらず探していた時に大声で叫ばれた。

声の元を辿れば案の定相澤で。手を振り返しながらそこにみんなで駆けつける。昼食は屋上で食べることになった。

『あれ?屋上って立ち入り禁止じゃなかった?担任が朝に言ってたけど。』


「ああ、本当はそうなんだけどな。理事長が特別に許可を出したんだ。ほら、鍵を預かってきた。」

相澤の言葉に、十勝がポケットから鍵を取り出す。


『へー、やった。』


「少し疲れたからな、のんびりしてぇし。ちょうど良かった。」

「屋上か。日差しがきついからね、帽子とか持ってこればよかったかな。」

「屋上は関係ない気がするよ??」


あつい日差しに照らされていたからか校内は凄く涼しく感じた。

「校内涼しいし、屋上じゃなくて空き教室とかで食べた方がいいんじゃない?」


『……確かに。』

「教室はだいたい生徒が使っているからな。空き教室だと部屋にもよるが外が見づらい。」


「う~ん、でも僕は暑いの嫌だなぁ。」

『まあ、敵襲でもバイクに乗ってきたら音がするかなって思うけれども。』


だって不良ってバイクで攻め込んでくるのが大半だと思うし。何となくそんなイメージがある。Kでもみんなバイクを使ってたな。何故か?
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