Keeper.ll



*..*


『うわぁ、ド派手じゃん……』


たどり着いて1番の感想はこれ。音が大きいとは思っていたが中々である。

砂埃が凄い。バキやらボキやらの音が酷い。何バキって骨でも折れてんの?あと殴られたのか蹴られたのか知らないが呻き声も酷い。


『やっぱ頭おかしいだろこんな競技。』


でも暴走族、しかも幹部なんてまるでアイドル並みの人気を持っているし、ヤンキーって力関係もハッキリさせたいし生物だし年に1回くらいトップが強さを示すのがいいのかな。

闇討ちにならない下克上の場。公式的に許された場所。やっぱ強いと憧れるのか、次の幹部候補へ相応しいと認めてもらえるほどに強くなったと理解して貰うにちょうどいいのか。

そう考えればいい気もするがやはり体育祭でやるようなことでは無いだろうと私は思いますけど。


嫌だからそんなことはどうでもいいんだよ。

『……さて、どうやって入ろうかな。』

あまりまごまごしていると希望さんに殺される。

時間が経てば強いひとしか残らない。そうなったらものすごく目立つ。

だからといって周りには防護柵。殴られた人普通に飛んでくるので。危険を排除するための。


いや、参ったなと考えたところでスタッフに声をかけれた。


「入ります?」

『あっ、はい。ありがとうございます。』


最初にして最大の難関クリア。あとは暴れるだけである。
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