Keeper.ll
視線を巡らせればだいたい理解出来た。なぜなら群がる人が多いから。とりあえず十勝、相澤、時友、永富、全員居そうだということは確認できる。
場所を把握しながら敵もとい仲間を倒していく。人がいない空いてそうなスペースにぶっ飛ばす。力加減には気をつけて。
あらかた1段階めに脱落する人はしきってきただろう。2段階めに入る。そう、幹部とちょっと強い奴らの残りだ。
おっ、幹部候補発見。ちょっかい掛けに行くか。
それぞれ3人くらいに囲まれている赤髪と緑髪、あともう1人の姿は見つからなかった。確かピンク髪のやつ、ついでにモヒカンで名前が夏川とか言っただろうか。
ということは残っているのは帯刀と石神か?
そこを狙い定めつつ襲ってくる人を投げ飛ばす。
そもそもこの競技自体一応攻撃を当てられたら退場になっているのだったはず、時友が言っていた気がする。実際それがどれだけ効力を発揮するかといえば……まぁ、この現状ではある。
ここまでで既に5人ほどは投げ飛ばしている。参加も少し遅れたしまぁまぁだろうか。
まずリレー練習の時に少し話した帯刀を、と思いそちらに近づく。
気配を殺して近づけば帯刀はどうやら綺麗に立ち回っていた。パワーというかスピードというかが際立っている訳では無い。ただ相手の油断を上手く着いている。取りこぼしなく。