Keeper.ll



「そうだよ、りかちんほんとに大丈夫だった!?無事!?学校から帰ってたら明らかに血相変えた輝が走っててさ〜しかも僕達見つけた瞬間突っ込んで来たからびっくりしたよぉ〜。話聞いたらとんでもないことになってるし!」


「しょうがねぇだろ!?千歩から聞いた話じゃだいぶやばそうなやつだったっつってたんだからよ!もう聞いた瞬間飛び出してきたんだぜ!?」


「ほんとですよ、俺もう驚きすぎて心臓止まるかと思いました……」


『いやぁ、心配かけたみたいで悪いね。でもほんとに大丈夫だって。そんなに心配しないで。遅くなってごめんって言ってくれたけどほんとに。多分みんなが助けに来てくれてたとしても殴られてはいただろうから。』

「心配すんなっってもなぁ…。別に俺たちがいたら敵倒せたかって言われりゃ相手の強さがどれだけかわかんねぇからなんとも言えねぇけど。

少なくともお前1人で戦わなくても済んだだろ?」

「そうそう、交代で相手すれば消耗も少なく済んだよね〜」

「これからはもっと早く駆けつけることができるように動きを迅速にするためのシステム作んねぇとな。おい、雪。」

「言葉が乱暴〜」

「後で会議するぞ。」


「はいよ〜、副総長様!」


永富は楽しそうに笑っていたけれど、相澤は何かを思い出したかのように顔を青くした。


「龍がうるさそうだな。」


「ゲッ、」

つられて永富まで顔を青くし始めたのがものすごく怖いのだが?

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