Keeper.ll
『千歩も落ち着いて』
「だってぇ…」
『確かに盛り上がりには欠けるけど…ほら、』
周りを少し見る。生徒もまばらに喋ってはいるが近くの人はどうやら玉入れに言ったらしく周りには人がいない。声を潜めて、千歩の耳元近くへと顔を寄せる。
『敵襲が来るのなら、みんなで固まっていた方がいいと思うの。』
とても納得が言った顔をした千歩に微笑む。
「言ってることと顔つきが合ってねぇな。」
「ああ、優しげな顔をしてはいるが言ってることはとんでもなく物騒すぎる。」
「でも事実だからしょうがないよね〜。」
「正解だから困っちゃうね。」
『ねぇ、何そのしょうがない子を見るような目。事実ならいいでしょ?』
「いや、もっと普通のこと言うのかと思ったら…どこまでも合理主義だね。」
『生徒や千歩を避難させたりスムーズに連携取るにはやっぱ近くに固まっていることが大事だからね。』
結局はそうなのだ。知らんけど。
「そっか、そうだよね…教えてくれてありがと里香ちゃん!納得した!」
ニコニコ笑う千歩に笑い返す。
「絵面は綺麗だけどほんとにそれでいいの〜?」
と言ってくる永富のことは放置をしておいた。