UNCERTAIN STORY
見ると、さっきと同じように床が凹んでいた。

今度はどんな仕掛けかと周りを少し警戒していたら、私達の目の前の床が消えていた。

多分落とし穴なんだろうけど、欠陥だね。


「気をつけなさいよね~。」

「わりいわりい。」


~パラ~


ふと目の前を見ると、バラの花びらが降ってきた…うわっ…嫌な予感がするなぁ…。


あまり見たくはなかったが、上を見ると確かに人影が見えた。

人影は少しずつ落ちてきていて、姿がはっきりと見えてきた。


無駄に長い髪・ピカピカに光ったシルバーメイルに、胸にはバラのマークが…やっぱりあいつか…。

例の奴は、上から落ちながら喋り始めていた。


「ハーハッハッハッ!!待たせたなマイエンジェル!!!

このミナイルス・レーバンシュタインが再び君の元へ参上!!
という訳で私と付き合いたまえぇぇぇぇ~!!」

…えーと、落ちてちゃった…さっき開いた落とし穴に…。


「…さあアーガス!
先へ進みましょうか!」
「あ…ああ。」


過去は振り返っちゃ駄目だよね
大事なのは未来だもんね♪♪


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