私の仮恋人は親友のお兄さん
「また倉庫に行く?」

「嫌です」

廉人さんは肩を震わせて
笑った

「椅子を持ってくるから」

廉人さんはそう言って
ホールの奥へと歩いて行った

私は壁に寄り掛かった

まだ痛いんですけど

みんな
そういうものなのかな?

私はため息をつくと
床を見つめた

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