神楽先生はそんなに甘くない。
そうして結局私は香帆との会話を一旦中断し、進んでない昼食を早急にとることにした。
二つのことが同時に出来ないのでそうするしかない。
それから数分、お互い無言で食べ進める。
別に無言も苦じゃない関係ってよくよく考えるとすごいよな〜と、どこか他人事のように脳みその端っこで考えながら。
「(あ、今日の卵焼き大成功かも...。)」
ほのかに甘いのが好みだが、目分量で調味料を入れてる分、毎日若干味の違いのあるそれの、今日の甘さ具合が絶妙で、なんだか嬉しくなった。
そのとき。