神楽先生はそんなに甘くない。
「きゃーーーー!!!」
耳を劈くような女子の悲鳴...というか、黄色い声?が聞こえたのは。
「何かあったのかな〜?」
私が興味半分で覗きに行くため立ち上がろうとすると、香帆がその手を掴んで阻む。
「あんたは取り敢えず食べ終わってからにしなさい。」
香帆の指さす時計を見ると、昼休みがもうあと5分ほどで終わろうとしていて。
あ本当だ。危ない危ない。
私は香帆に言われるがまま再度椅子に座り直してから、残りのご飯をかきこんだ。