神楽先生はそんなに甘くない。

神楽先生は壁に寄りかかり、至極気だるげに私に問う。

「え...?そのままの意味じゃないんですか...?学校内で携帯電話を使ったらだめ。もし使ったら没収するって...」

「違う。大切なところが抜けてる」

グイッと、急に私との距離を詰めてきた神楽先生。少し見上げたら、もうすぐそこに先生の顔があって、私は急いで顔を背けた。

こ...この先生色々どうなんだ...!

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