eternal〜守りし者〜
外が明るくなると、空我は紗江を連れて鈴の元へと姿を見せた。


『…失礼致します。』

ゆっくり襖を開けると将季は身体を起こした。


『お休みで御座いましたか…。』


『構わん。紗江も一緒か…。』


『はい。…どうしてもと…。』


鈴は将季に頷いた。
将季は空我に頷くと、2人は部屋の中へと入った。


『……紗江…心配…掛けましたね…。』


そう言って微笑む鈴に紗江は涙した。
言葉にならぬとも、伝わる思い。感じる気持ち。顔を見れず不安を抱かせたであろう紗江に鈴は涙を零すも目一杯笑って見せた。


『……殿、あまり眠られて無いのでしょう。こちらに布団をお運びします故、少しお休みになられませんか。鈴様のお側でなら、気も休まるでしょう。』


将季が頷くと、空我も安堵した。


『…空我…あと、1つ頼まれてくれんか?』

『何で御座いましょう?』

『町に出て、団子を買うて来てはくれぬか…。』

『…団子…に御座いますか?』

『あぁ。それを子達の土産としたい。鈴と紗江を嘘付きにはしたく無いからな。』

……なるほど……

そうゆう顔をする空我をよそに、鈴と紗江は微笑んだ。

『かしこまりました。』


『晩の包帯を替え終えたら、子達を此処へ連れてくる。少し…風邪を召されたと伝えよう。僅かでも、顔が見たかろう…?』


『ありがとうございます。』

鈴は将季に感謝した。
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