eternal〜守りし者〜
『……ちと、顔を洗って参る。』
そう言って将季は立ち上がると、目で空我を部屋の外に連れ出した。
『団子のついでにと言っては何だが…紗江とお涼に鰻を買うてきてやってくれ。鈴が、紗江に栄養のある物をと話しておったのだ。お涼にも世話を掛けたしな。場所は佐護路が知っている。頼んだぞ。』
『はい。』
空我はその足で佐護路の部屋へと向かった。
鈴が目覚めた事を伝えると、佐護路は顔を撫で下ろした。鰻屋の事を問うと、佐護路自ら案内すると言い2人は共に町へと向かった。
『師匠と2人で町に出るというのも…何か妙な感じですね。』
『……そうか?』
『はい…。でも思い出します。まだ私が城に入る前…時折父が、幼かった私の手を引いてよく町に連れて行ってくれたものです。あの頃はまだ、ここまで町も大きくは無く活気も有りませんでしたが…何故か心が弾んだのを覚えています。』
『俺も思い出なぁ…。鈴が顔を真っ黒にしてこの町を掛けて行くのをな。』
『…………………。』
『確かに足は早かった。食いもんを盗んで一気に全速力だ。誰も追いつけない…。…いや、追わないんだ。大声で怒鳴っては叫ぶものの…皆顔は笑っておった。この町の商人は皆、鈴に優し過ぎた…。』
そう言って将季は立ち上がると、目で空我を部屋の外に連れ出した。
『団子のついでにと言っては何だが…紗江とお涼に鰻を買うてきてやってくれ。鈴が、紗江に栄養のある物をと話しておったのだ。お涼にも世話を掛けたしな。場所は佐護路が知っている。頼んだぞ。』
『はい。』
空我はその足で佐護路の部屋へと向かった。
鈴が目覚めた事を伝えると、佐護路は顔を撫で下ろした。鰻屋の事を問うと、佐護路自ら案内すると言い2人は共に町へと向かった。
『師匠と2人で町に出るというのも…何か妙な感じですね。』
『……そうか?』
『はい…。でも思い出します。まだ私が城に入る前…時折父が、幼かった私の手を引いてよく町に連れて行ってくれたものです。あの頃はまだ、ここまで町も大きくは無く活気も有りませんでしたが…何故か心が弾んだのを覚えています。』
『俺も思い出なぁ…。鈴が顔を真っ黒にしてこの町を掛けて行くのをな。』
『…………………。』
『確かに足は早かった。食いもんを盗んで一気に全速力だ。誰も追いつけない…。…いや、追わないんだ。大声で怒鳴っては叫ぶものの…皆顔は笑っておった。この町の商人は皆、鈴に優し過ぎた…。』