eternal〜守りし者〜
将季は子達の元へと向かうと、その姿を見つけた将呼は嬉しそうに駆け寄った。

『父上〜ッ!今お戻りになられたのですか?』


『あぁ、今戻った。』


『父上〜ッ!』


『おぉ〜沙莉、良い子にしておったか?』


『はいッ!』


『これ、土産じゃ。』


そう言って将呼に団子の包みを渡すと、将季は沙莉を抱え上げた。


『お帰りなさいませ。』


『うん。世話をかけたな、お涼。』


『……全然。』


泣きそうな顔で笑うお涼に将季はこう言った。


『鈴が2人にと、土産をな…紗江の部屋で見て来ると良い。』


『…あッ、誠ですかッ?それは楽しみじゃぁ〜!ちと、見て来ようかのッ。』


そう言って子供達に精一杯の笑顔を作りお涼は紗江の部屋へと急ぎ向かった。


『父上…母上はどこにおられるのですか?』


団子を手にする将呼が不安な顔を見せた。


『…うん。母上はちと…疲れてしまった様だ。慣れない城下ではしゃぎ過ぎてお風邪を召された。2人に移してはならんと、向こうの屋敷で休んでおる。』


『母上に会いとう御座います…。』


沙莉が呟いた。


『会えるさぁ…。今おさじに診てもらっておる。日が暮れたら共に会いに行こう。』


『はいッ!』


将呼は安心したのか、団子の包みを広げ沙莉に1本渡すと、自分もそれを笑顔で頬張った。

『どうだ?美味いか?』


『はいッ!』

子達の喜ぶ様子に将季も目を細めた。
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