eternal〜守りし者〜
『将季様…。』
思わず漏れた微かな声に将季は振り向いた。
『これは、母上…。失礼しました。』
将季は慌てて袖を通そうとすると、悠奈はサッと近寄り、その袖を掴んだ。それを不思議に思った将季がゆっくり悠奈の顔を見つめると、悠奈は汗が流れる将季の胸板をそっと指でなぞった。頬を赤らめ、色気を感じさせる悠奈の目付きに将季はスッとその手を掴み、真顔で口を開いた。
『…お手が汚れます…。』
そう言って1歩下がると一礼し、その場を離れた。
悠奈は我に返って、自分の取った行動に動揺したが、将季に感じた男としての色気を拭い去る事が出来ずにいた。若くして将軍に嫁ぎ、恋をする事すら知らぬまま、男に抱かれる事もなくこの城に閉じ込められ続けてきた悲しき女は生きがいとして育ててきた夫の息子に、どうしようもない感情を抱いてしまった。
『…なんと…。』
驚きと共にこみ上げる想い。
そして、将季の艶女達への嫉妬心が芽生えたのだった。
そんな頃、別部屋では鈴がお凛と初対面を果たしていた。
『お凛様のお世話をさせて頂く事になりました次女の鈴にございます。これから宜しくお願い申し上げます。』
『凛です。何も分かりません故、宜しくお願い致します。』
思わず漏れた微かな声に将季は振り向いた。
『これは、母上…。失礼しました。』
将季は慌てて袖を通そうとすると、悠奈はサッと近寄り、その袖を掴んだ。それを不思議に思った将季がゆっくり悠奈の顔を見つめると、悠奈は汗が流れる将季の胸板をそっと指でなぞった。頬を赤らめ、色気を感じさせる悠奈の目付きに将季はスッとその手を掴み、真顔で口を開いた。
『…お手が汚れます…。』
そう言って1歩下がると一礼し、その場を離れた。
悠奈は我に返って、自分の取った行動に動揺したが、将季に感じた男としての色気を拭い去る事が出来ずにいた。若くして将軍に嫁ぎ、恋をする事すら知らぬまま、男に抱かれる事もなくこの城に閉じ込められ続けてきた悲しき女は生きがいとして育ててきた夫の息子に、どうしようもない感情を抱いてしまった。
『…なんと…。』
驚きと共にこみ上げる想い。
そして、将季の艶女達への嫉妬心が芽生えたのだった。
そんな頃、別部屋では鈴がお凛と初対面を果たしていた。
『お凛様のお世話をさせて頂く事になりました次女の鈴にございます。これから宜しくお願い申し上げます。』
『凛です。何も分かりません故、宜しくお願い致します。』