Bitter Sweet

サンドイッチ状態

「5時になったーーーー」


「みんなお疲れ」


「「お疲れ様です!!」」


帰る時にメールを見たら


「市川とかいうやつが7時まで練習だからって、もうしんどいわーーー、だから待ってて」


蓮斗、お疲れ…笑


「わかった、今度は蓮斗のマンションで待ってるから」


そう言って少し買いものして蓮斗のマンションに戻った。


あと1時間ちょっと。


オムライスでも作って待ってよう。


「ガチャ」


「俺の家遠いーーー」


「お疲れ、オムライス食べよ」


「ありがとう咲良ちゃん〜」


「市川ーーー!!!!」


「食べてる時大きな声出さないの!」


「ハードすぎる。なにあの熱血教師」


「1年3組副担任の市川 夏来先生だよ」


「新しい先生か〜、練習はきついけど優しいしマネージャーなんか先生にマネしてるもんだよ」


「なつk…市川先生もてそうだもんね」


「まぁな、学校始まるまで日曜以外練習だってさ〜」


「どんまいだね」笑


「もーーーう笑わないで、俺お風呂入って寝るわ、咲良ちゃんも一緒に入る?」


「だめ」


「あの時は一緒に入ったのに?」


「あの時は、蓮斗にうまく誘導されて私も気持ちが高まってただけだから!」


「毎日咲良ちゃんを犯したいのに…」


「15歳のくせに…」


「俺もう16歳なった!」


「え?」


「あー俺の誕生日言ってなかったっけ、5月30日」


「そうなの、祝わなくてごめんね!」


「いいよ、まだ付き合ってなかったから」


「あーそっか、6月7日だもんね記念日」


「覚えてたんだ」


「あの日を忘れられるわけないでしょ」


「その日キスしたしね」


「あーもううるさいーーーーいきなりキスするなんてもう悪魔!」


「彼氏のことを悪魔って呼んでもいいのかな、咲良ちゃん?」


「ダメかもしれないけど、悪魔だよ!優しい小悪魔!!!」



「覚えてろよ、その言葉。ていうか咲良ちゃんの誕生日教えてよ?」


「1月14日」


「めっちゃ遅い」


「早生まれって嫌なんだよね」笑


「しょうがないね、選べないから」


「1月14日、盛大に祝おう」


「ありがとう、じゃ、入っておいでお風呂」


「咲良ちゃんのけーーーち」
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