Bitter Sweet

「サンドイッチ状態木崎咲良。」


「なに言ってんの！絵梨花！」


でも当たってる。夏来のことを気にしないようにはしているけど頭の片隅に夏来がいる。脳内の3%くらい。


「そうでしょ？市川先生と蓬莱くん」


「確かにきまづいけど、私は蓮斗だけだから」


私は絵梨花と絵梨花の家でご飯を食べている。


午前中に仕事が終わり今日はラッキー☆


絵梨花の家は白を基調としているけど、アイドルが好きでグッズがたくさんある。


でも整理されていて綺麗な部屋だ。


「そういえば、市川先生と咲良はどういう出会いなの？」


「夏来がバスケ部で私がバスケ部マネージャーだったの」


「選手とマネージャーの恋愛！？」


「まぁそうだね」笑


「それでそれで？」


「夏来が3年生なってすぐかな、告白されたの、付き合って欲しいって。私は1年の時から好きで片思いしてたからめっちゃ嬉しかった。でも夏来はモテるし、マネと選手の付き合いがバレたらチームに変な影響が及ぼす可能性があるから夏来が引退するまではバレないようにしようってなって、3、4ヶ月くらいはみんなに秘密していたけど、夏来が引退してからは学校で手を繋いだりオープンにしてたかな〜」



「いい恋だね、なのになんで別れたの！？2人お似合いだよ！？」


「夏来が他の人を好きになったから」


「え、まじで？」


「まじまじ、めっちゃショックで私が3年生になって分かったの、夏来が好きになった子が私と同じクラスの子だって」


「うーわ、ないわそれ」


「ないでしょ？しかもその子と付き合ってたから私に聞こえる声で自慢してきたりして本当嫌だった」



「性格悪いね、その子に惚れる市川先生ありえない！」


「もう過去のことだからいいんだよ」


「そうね、今の咲良は前に進めている気がするし忘れちゃえ、過去のこと！！」


「はーーーい」


「もうすぐ学校も始まるししばらく忙しいし、でも私彼氏欲しーーーーーい！！！」


「絵梨花ならすぐできると思うけど」


「なんかわかる。私しばらくできないと思う。」


「変な予知能力」


「なんかわかんない？自分で自分のこと。今日は嫌な日になりそうとか。」


「そーゆうことはあるけど、恋愛はいつ起きるかなんてわかんないよ？」


「咲良の言う通りね、でも私予知しておく」


「木崎咲良は2学期から波乱万丈なラブスクールライフを送りそう」