イケナイ王子様
翔さんの服装のせいかな?


「待ってたよ、愛海」


「お、お待たせしました……」


傘をバッグにしまい、軽く頭をさげる。


しかし。


「あんた、来るの遅かったな。


テーブルに置いたメモどおり、お仕置きしようかな」


天使のような、やわらかな微笑みが、一瞬で悪魔の微笑みに変わってしまう。


そ、そんな……!


「お、遅くなかったですよ!


雨が降ってて、地面が濡れてたので、歩きにくかったんですよ!」


「え?

歩きにくい様子には見えませんでしたよ?」
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